2014年7月22日火曜日

習ったはずなのに

 では、幕藩体制とはどのようなものだったか授業で習ったことを思い出してもらいたい。

 簡単に説明すると幕府を最上位の統治機関としながらも各藩(大名)がある程度の自治権を有している。 徴税は米などの農作物を現物で納入させる石高制である。 各大名家を親藩、譜代、外様に分け参勤交代や改易、転封等で統制した。

 大雑把に言えばこんな感じだ。「ああ、習った」と言う人も多いだろう。 この「習った。覚えている。」というのが案外、落とし穴なのだ。

 私の実際の経験だが、生徒時代の私は出来のいい生徒ではなかったが日本史は割と好きな方だった。 だが、今振り返って授業を思い出してみると何を習ったのかほとんど覚えていないのだ。

 
 江戸期に関しての授業は改革(享保、寛政、天保)にやたら時間を割いていた印象はあるが、それ以外の記憶がほとんどなく。 しかもその改革の内容など全く覚えていない。

 内容を覚えていなくても事件名等を人に言われれば聞き覚えがあるため「習った。覚えてる。」となってしまうのだ。 これこそが落とし穴なのである。 (続)


徳島城の堀と石垣 (画像と本文は関係ありません)

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