それは石高である。
加賀百万石など違和感なく私達の耳に入ってくる「石」だが、現在では使われていない単位であるため、「一石」がどの位の量なのか分からないことと思う。
そこで、簡単におさらいをしておこう。
現在、私達がよく聞く尺貫法の単位に長さでは「尺」「間」がある。 職人さんの世界では今も日常的に使われている。
面積では「坪」「反」「町」だ。 住宅等で「坪」はよく聞くし、農家の方には「反」「町」はしっくりくる単位だろう。
質量の単位「匁」「斤」「貫」 こちらは余り聞かないかもしれない。
そして体積の単位「合」「升」「斗」「石」である。 ご飯を炊くときは今でも「合」だから分かると思う。 「1合」の10倍、「10合」が酒瓶でお馴染みの「1升」だ。その10倍が「1斗」、更にその10倍が「1石」だ。 つまり一升瓶、百本に相当するのが「1石」という訳だ。
これを米の重量に換算すると、1石はおよそ150~160kgとなるので家庭の米の消費量に照らし合わせると、おおよその目処がたつのではないだろうか。 (続)
松山城 (画像と本文は関係ありません) |
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