2014年7月24日木曜日

知ってるつもり

 私達が行動をおこす時、必ず動機、理由が存在する。 たとえば仲の良い友人同士が大喧嘩をしたとしよう。 伝え聞いた第三者のあなたは当然、喧嘩が起きた事実より喧嘩に至る経緯、理由の方が気になるはずである。

 喧嘩が起きた事は知っていても、その原因がわからなければ仲裁のしようもないという事だ。

 先に述べた落とし穴とは、このような事なのだ。 「歴史上の事件が○○年にありました。」とは覚えている。 なまじ事件が起きた事実と呼称は覚えている為、知っている気になるのだが背景、つまりなぜ起きたのかがわかっていなければ、それは知らないという事なのである。

 もちろん学校の先生はプロである。 必ず、背景についても説明しているはずなのだが、歴史の試験ではクイズよろしく、起きた事象、呼称、年代を暗記するテクニカルな部分が求められる事が多い為、知ってるつもりのまま卒業してしまうのだ。

 随分とまわりくどい話を書き連ねてきたが、私は当ブログで一般に三百諸藩とも言われる各地に存在した藩について色々調べ、考えてみたいと思っている。

 しかし、いきなり「藩について書きます。」という訳にもいかないと思っている。  (続)

高知城 (画像と本文は関係ありません。)

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